たった二人の、CoCo解散10周年NKホール

 http://chin-ya.moe-nifty.com/idolreview/2004/08/coco.html(珍家の「輝きの描写」8月22日)


 id:kzroom:20040920#1095635406で知りました。
 CoCoの解散は1994年9月30日で、ニッポン放送のラジオ番組が最後の仕事だったわけだけれど、最後のコンサートは、同年8月21日の東京ベイNKホールでの「CoCo 夏'94 "CoCo was CoCo made"」最終日においてでした。
 CoCo解散10周年にあたる今年8月21日に、「もしや…」と思い東京ベイNKホールに訪れた筆者が、そこで<ファイナルのビデオを音だけ落としてきて>小さなスピーカーで聴いている一人のヲタと遭遇し、開演の5時から二人でそれを聴きながら、思い出話に花を咲かせたそうです。心温まるいい話ですね。毎年大盛り上がりを見せているおニャン子の9月20日代々木ビデオコンサートと比較したら、そりゃ寂しいけれど、閑散とした中に見知らぬヲタ同士が出会うだなんて、素敵じゃない!お互いの名前も聞かずに別れたというところも素敵ですね。解散15周年、20周年とまた二人が出会えたら素晴らしいけれど、NKホールって無くなっちゃうんだっけ?


 私が生まれて初めて行ったコンサートが、この1994年8月21日(日)のCoCoファイナルコンサート最終日なので、思い入れが深いです。CoCoに全く興味が無かったのですが、この日からCoCoが好きになりました。
 夏休み前に、中3の時に同じグループだった瀬能あづさファンの子から、このコンサートに誘われました。女の子なのに女の子のアイドルが好きだなんて、変わった子だなぁと思っていました(自分のことを棚に上げているわけではなく、当時は普通の人よりかは少しだけ女性アイドルに詳しい程度の子供だったので)。普段はCoCoのイベントに誘わないのに、「ラストツアーで、もうチケットも買っちゃってるんだ。母親と行くのもあるんだけど、全部は無理だから、一緒に行って!」と頼まれました。当時私は東京パフォーマンスドールのファンで*1、パードルのライブに行ってみたいけれど一人では行けないし友達を誘うこともできないというシャイな子でした。CoCoは、小学生の時に「パラダイスGoGo!!」を見ていたし、ニッポン放送の帯番組も聴いていたけれども*2、4人の顔と名前は分かっても、曲とタイトルが一致しないといった感じでした。「CoCoもTPDも同じアイドルだし、かわいい衣装で歌い踊るお姉さんたちを見るのも、楽しいかもしれない」と思い、彼女の誘いを受け、最終日の8月21日に二人で行くことにしました(たぶん彼女は、首都圏の会場には全部行ったんじゃないかな)。今思えば、当時私はカラオケで瀬能あづさのデビューシングル「もう泣かないで」*3をよく歌っていたから、誘えば付いて来るかも、って思われたんじゃないかな。

 CoCo 夏'94 CoCo was CoCo made ファイナル CoCo ファイナルコンサートへおいでの皆さんへ


 「私たちかわいいし、アイドルファンの群れの中に飛び込むのは危険じゃないかしら」なんて図々しいことを考えていたよ(思春期の女子って、皆そんなものよね?)。入場待ちの列で周りを見渡すと、女性客もちらほらいて、女の子からも人気あるんだぁ…って驚きました。顔の小さいかわいこちゃん数人が、大人の男性に連れられて会場に入っていくのを見て、「あれは芸能人なのかしら?事務所の後輩とかが勉強のために来てるのかなぁ」とぼんやり考えていました。私たちの前に並んでいる人が、手書き文字の書かれた白いTシャツを着ていて、「うわっ、怖い」と少し思ったのを覚えています。(自分がその日に何を着ていったのかは覚えていないけれど、スーパーラバーズのリュックを背負って行ったことだけは覚えています)


 席はアリーナの中程で、なんとか見えるといった程度でした。「Q、笑わないでね」と言って友人が「宮前真樹」と書かれた鉢巻きを取り出し、「その子が好きなの?」「ううん。瀬能あづさが一番好きなんだけど、脱退しちゃったから、今の4人の中では宮前」なんて会話をしながら、私は初めてのコンサートにワクワクしていました。
 ヲタの「L・O・V・E (なんとか) 理恵子ー!」って掛け声が面白くってね。私も真似してやってみたり。
 ファイナルコンサートということで、2年前に脱退した瀬能あづさがゲストとして登場した時に、友人は感極まって泣き出してしまって、隣で私はおろおろしながら「よかったね」と言ったり。


 私は「Live Version」が気に入って、帰りの電車の中で「今日楽しかったよ。あれ何て曲?ご〜ら〜ん〜始まるよ〜♪ってやつ」と聞いたところ、友人は黙って下を向いているだけで、(ありゃ。私が気を利かせてそんなこと言ったように思っちゃったのかな?ホントに楽しかったのに)と困ったのですが、今思うと、ラストライブの余韻に浸っていて邪魔されたくなかったんだろうな。
 翌日から私は、CoCoのCDを集め始めました。
 彼女とはその後も一緒にジュディマリの武道館に行ったりしたけれど、高校卒業後は連絡を取っていません。今も女性アイドルを追いかけているのかしら?


 この日の模様は、ビデオ&LD「CoCo Forever Final concert"8.21"TOKYO BAY NK HALL & Document of "CoCo was CoCo made"」となって発売されているのね。→CoCo-Video Discography乙女塾のパラダイスGoGo!!
 「春・ミルキーウェイ*4も歌っていたのかぁ。気付かなかったから、何とも思わなかったんだろうな。


 私は会場で何も買わなかったのだけれど(付き添いみたいなもんだったし。友人がグッズ売り場でポスターやらを買い込んでるのを「すげー」って見てました)、このツアーのパンフレットにFC会員名があって、そこに<東京都 草彅剛>とあるそうなんだけれど、本当? この頃って、もうSMAP、デビューしてるのにね。

185 :昔の名無しで出ています :04/06/05 20:44 ID:???
最後の学研の写真集のFC会員名の中に、東京都 草ナギ剛ってあるのは
本人?(ナギは漢字だった)


188 :昔の名無しで出ています :04/06/05 22:58 id:gO0VM4NA
>>185
正確にはCoCo夏'94 CoCo was CoCo made のコンサートパンフ。
学研のほうは予約者から選ばれた名前。


189 :昔の名無しで出ています :04/06/05 23:01 ID:???
>>188
ってことは、ファンクラブ会員かw


 ★☆★CoCo 5カラットのロマンス★☆★



 宮前資料室 コンサート
 http://www2g.biglobe.ne.jp/~makibo/concert.htmlマキボーのホームページ
 CoCoのコンサート日程が全て分かります。
 これは、ファイナルツアーの首都圏全部行くのは無理だな。中野サンプラザ大宮ソニックシティは行ってそうだけれど(埼玉の子だから)。


 No-Side
 http://www.geocities.jp/ab3_noside/

 このページは、CoCoが解散にいたるまでの5年間の活動を追いながら、自分たちの生活に取り込み、重ね合わせ、吐き出していった、紙メディアのミニコミ「Angel Bell」の最終号である「No-Side」を、PDF化して公開するものです。
 「No-Side」は、CoCoの最終公演となった1994年8月21日のNKファイナルが終了した数日後から編集を開始し、1994年9月6日に発行。

 まだ読んでいる途中ですが、なかなか興味深いです。

*1:と言っても、「十代に罪はない」から入った邪道ファンというか小室ヲタ流れなのですが。

*2:お風呂に入る時間に、浴室のラジオを付けたらたまたまやっていたから聴く、ということが多かったです。

*3:らんま1/2 熱闘編」の主題歌で、好きでした。

*4:小室哲哉のキモアルバム「Digitalian is eating breakfast」の中の1曲・「I WANT YOU BACK」の歌詞違いバージョン。CoCoちゃんたちの歌声と小室サウンドの相性は悪く、1st.アルバム「Strawberry」の中でこの曲だけ浮いています。