ひらまつつとむの経歴と手塚賞・赤塚賞歴代受賞者リスト


 しんたろさんよりご質問(id:Shintaro:20041227#p1)をいただいた、第15回(1978年上期)手塚賞佳作(「汚された金庫」)と第19回(1980年上期)手塚賞準入選(「イダテンホーク」)の平松梅造が、"ひらまつつとむ"ではないかという件について。


手塚賞歴代受賞者ラインナップ ←受賞者リストを持ってると言ったって、私の手元にあるリストなんてこんなもんですよ。
 「手塚賞・赤塚賞歴代受賞者リスト」の下方にある<参考資料>にも書いたように、一番参考にしたのがこの「手塚・赤塚2大賞歴代受賞者ラインナップ!!」(JCDX「めざせ!漫画家 手塚・赤塚賞受賞作品集」20巻巻末付録)です。ご覧のように、各回の受賞者名しかありません。荒木飛呂彦のように後にジャンプで代表作を残した人は、当時の名前の後に()付きで現在のペンネームが書かれていますが、第18回の藤原カムイの場合は応募時の名前のままになっているような表です。


 「手塚賞・赤塚賞歴代受賞者リスト」の作成は、まず「手塚治虫メーリングリスト」の関連資料室内にある手塚賞(主催者: 集英社)の受賞者名と受賞作品名をコピペしてから、件の「手塚・赤塚2大賞歴代受賞者ラインナップ!!」との異同をチェックし、ラインナップに書かれた赤塚賞受賞者名をリストの右側に記入していき、参考資料に挙げた他の資料などで判明した赤塚賞受賞作品名を記入していきました。だから1987年上期以前の赤塚賞データの大半は、受賞作品名がありません。
 手塚治虫MLの人(たち?)はすごいね。当時のジャンプに発表された手塚賞の記事を1号1号調べ、リストを作成したんだろうな。ものすごく時間がかかったことだろうなぁ。私は、このリスト作成のために当時のジャンプの2大賞発表記事を調べたことなんて一度だってないよ。(好きな漫画家が受賞した回の発表記事の複写を入手したり、大昔のジャンプを閲覧していて2大賞の募集記事などで偶然赤塚賞の受賞作品名を知ってメモを取ったり、ってことはありましたが)


 そんなわけで手元にある資料だけでは、ひらまつつとむ=平松梅造かはわからないので、近日中に国立国会図書館に、第19回手塚賞発表記事の掲載された1980年6月第一週発売号の週刊少年ジャンプを閲覧しに行こうと思います。それで平松梅造が(20歳・滋賀)で、絵がその5年後の連載作「飛ぶ教室」のコミックス表紙と似ていたら、ひらまつつとむだと認定しちゃうよ、勝手に。平松梅造が当て嵌まらない場合は、2004年10月で45歳のひらまつつとむが20歳の時*1にあたる、79年下期から80年下期までの3回の発表記事をチェックしようっと。ついでに81年上期の発表号も閲覧請求して、にわのまこと17歳の時の赤塚賞受賞作品名も見てみるか。
 …と思ったら、国会図書館やってるの今日までじゃん! 調査するのは年が明けてから! 水谷豊の雑誌掲載記事を複写しまくるついでに!